新しい日々の始まり
何事にも「ご縁」というのはあるものだ
ある朝、私が細々と開いている茶道教室のFacebook宛に見知らぬ方からメッセージが届いた。
”突然のメッセージ失礼します。g.o.a.にブログを書かれていたs.goto様とお見受けしました。g.o.a.tのサービスが終了して記事が読めなくなりましたがいつも楽しみにしていました。もし、他で続けておられたらお知らせいただけないでしょうか"
私は心底驚いた。
何に驚いたかといって、まず「私が書き散らかしていたブログに読者が居た」こと、そして「その読者がどういう経路をたどってか私にたどり着き、メッセージを送ってきた」という二つの事実に、だ。
後者に関してはブログを書く際に身元を徹底して隠していたわけではないことを思えばまぁそういうこともあるかなという程度だが、私の書いたものを「楽しみにしていた読者」の存在にはまったく気づいていなかった。メッセージを送ってくれた方が一人いる、ということはもしかしたら他にも読者が存在していたのかもしれない。
というわけで、今日は一日かけてデータ移行をしてみた。以前のブログのデータはエクスポートして保存してあったので、他のブログサービスにインポートすれば復活できるだろうと踏んだのだ。
移行先を「はてなブログ」に決めたのは、それが「可能である」とg.o.a.tからのエクスポート時にわかっていたからでそれ以外に深い理由はない。
「はてなブログ」へのインポートは思っていた以上にスムーズだった。驚くべきことに私ははてなのIDをすでに取得済みであった。その昔「はてなダイアリー」にやはりちょっとしたものを書いていたことがあったのだが、その時のIDがまだ有効だった。
本人が忘れていてもサービス側は覚えている、この先様々なことを忘れていく一方であろう自分自身を省みるとなんだか怖いような気もするが、どうせそう思ったことも忘れてしまうだろう。物理的に年を重ねるってそういうことだ。
さて、文章の方はうまくいったが、写真は取り込めなかったので手作業でいくつか追加した。ついでに各記事にタグも付けてみた。私にしてはよくがんばったと思う。
以前使っていたg.o.a.tというサービスは無料で利用できるイメージ写真がとても豊富だったので、私のブログもそれなりに美しく装飾されていたのだが、はてなブログにはそうした機能はないのかな。少なくとも今のところ見つけられていない。
したがってレイアウトは今のところ非常にシンプルです。少しずつまた新しいエントリを書いていきたいと思うので、見知らぬ読者の皆様方におかれましては、新たな投稿を気長にお待ちいただきますようお願い申し上げます。
再びご縁が結ばれて、もう一度花開きますように。
私が書いたものが誰かの喜びにつながるのであれば、それば望外の幸せです。